半径3mの世界で
そういえば、あたし隣りの人以外まともに会った事無いなぁ…。
そんなことを考えながら、会社まで歩く。
歩道のイチョウが太陽に反射して眩しい。
なんとなく、今日は良い日になりそうな予感がする。
* * *
そんなあたしの朝の予感に反して、午前中の仕事は凡ミス連発だった。
「倉田さん、これ請求書の金額が違う。ちゃんとチェックしないと」
「すみません…」
何度目かの失敗にすっかり凹んでいると、
「くらさん今日は調子悪いねぇ。これあげる」
そう言って向かいからチョコを差し出してきたのは同期の山本良子(りょうこ)だ。
彼女は唯一同じ部署の同期なので、すぐに仲良くなった。
「ありがとー。うーん、今日はなんだかいい予感がしてたのになぁ」
「まぁまぁ、まだ午前中だし。午後に良いことあるかもよ~?」
「そだね。よし、気合い入れ直す!」
「おっその意気よ~♪」
その後も何度かミスをしながらも仕事をこなし、やっとお昼休みになった。
あぁ、やっと一息つける。
そんなことを考えながら、会社まで歩く。
歩道のイチョウが太陽に反射して眩しい。
なんとなく、今日は良い日になりそうな予感がする。
* * *
そんなあたしの朝の予感に反して、午前中の仕事は凡ミス連発だった。
「倉田さん、これ請求書の金額が違う。ちゃんとチェックしないと」
「すみません…」
何度目かの失敗にすっかり凹んでいると、
「くらさん今日は調子悪いねぇ。これあげる」
そう言って向かいからチョコを差し出してきたのは同期の山本良子(りょうこ)だ。
彼女は唯一同じ部署の同期なので、すぐに仲良くなった。
「ありがとー。うーん、今日はなんだかいい予感がしてたのになぁ」
「まぁまぁ、まだ午前中だし。午後に良いことあるかもよ~?」
「そだね。よし、気合い入れ直す!」
「おっその意気よ~♪」
その後も何度かミスをしながらも仕事をこなし、やっとお昼休みになった。
あぁ、やっと一息つける。