私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
真実
美麗side
高校を卒業して、就職した。
就職すると。私の周りには殆どが男性しかいなかった。
2、3人女性だったけど。
煌くんを思い続けると決めていたのに。
もう会えないんじゃ。そう思うと辛くて。
煌くんに少し似てる人に告白されて付き合い始めた。
色黒で目は細くてつり目。
髪型はボウズ。
違うのは筋肉質だということ。
元彼の話ばかりした。
全部、煌くんに言いたかったこと。
好きだと思ったけど、違った。
私が好きなのは煌くん。
他に誰でもない。
って。
煌くんを忘れようとすればするほど。
自分がどんな風に話してたか、笑ってたか、どんな性格なのか。
分からなくなった。
ただ、辛くなるばかり。
別れたら、他の人に告白されて付き合っての繰り返し。
そして、1年後に結婚した。
でも、本能が。
直ぐに離婚する。って言ったんだ。
本当にそうなるとは思わなかった。
そして、思い知らされた。
私は煌くんしか愛せない。
煌くんの愛しか愛だと思えない。受け入れられないって。