私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
煌くんとの思い出
中学2年
私、犬飼美麗(いぬかいみれい)が世界で1人だけ愛した人は合田煌(あいだこう)。
私の一個下の男の子だった。
彼と初めて会ったのは。
中2の1年生の仮入部初日の日。
何故か、私はその日は特に。
ウキウキワクワク、ドキドキしていて。
早く部活に行きたい。
会いたいって思ってた。
そして、グラウンドに入る寸前の景色が生きてきた中で1番綺麗だと思った。
そして、1番に目に入ったのが。
煌くんだったの。
彼は、3年生の先輩とすごく似ていたけど、実の兄ではなくて。
でも、実の兄か同じ部活にいるって知って、誰なのだろう?って思った。
でもね?他人に興味がなかった私は。
タイプじゃないはずの煌をカッコイイと思っても。
どうせ、これからも関わらずに卒業するし。なんて冷めたことを思ってた。
部活が終わる前に、結局誰の弟なんだ?って思った時に煌くんと目が合って。
『俺の兄は合田遥輝です。』
そう言って、私の心の声が漏れたか心配になった。