私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
煌くんに似た人と付き合って、ツナッターに投稿した。
直ぐにそれは消したけど。
だけどね、その後。
私は煌くんの恋心を忘れようとした。
そうしたら、私は今までどうやって生きてきたか。どういう性格か分からなくなった。
自分を見失ったの。
辛くなった。
私ってどんなだった?って。
煌くんの代わりにしていた彼氏と別れたあと。
煌くんがLINEのQRコードを載せた。
アカウントが消えたらしく、追加して欲しいと言っていたのを見て。
いてもたってもいられず、追加した。
そして、ずっと謝りたかったことを言った。
【久しぶり!うちの事覚えてる?】
そう打つと、次の日の夜に
【覚えてますよ。お久しぶりです!】
そう返ってきた。
それだけなのに。感じとことも無い、高揚感と嬉しさで胸がいっぱいになった。
【勝手に追加してごめんね。ずっと合田くんに謝りたかったんやん。中学の時、無視したような態度をとってごめんね。言い訳になるけど、うちに話しかけてくれとるって思わんかったんやん。】
やっと言えた言葉。
決して煌くんのことを嫌いだったわけじゃないのだと。そう伝えたかった。
次の日に
【大丈夫ですよー。】
とだけ返ってきた。
明らかに脈ナシ案件。