生徒会長さまに今日も溺愛されてます!
放課後を告げるチャイムが鳴り響ホッと息をついた。周りが友達と話しながら帰りの準備をしている中、1人黙々と教科書を鞄に詰めた。正直言うと朝の告白が気になりすぎて授業に集中できなかった。
そういえば放課後迎えにくるとか清水先輩は言ってたけど多分本気じゃない。私みたいな子を好きになるわけないし。それにしても朝みたいに廊下がうるさい、まぁいいやそう思って鞄を持ち廊下に出た。
見覚えのある人が視界に飛び込んで来て2度見してしまった。

「え…」

目の前には壁に寄りかかって寝ている清水先輩がいた。
どうしようか悩んでると、不意に先輩とばっちり目が合ってしまった。

「授業終わった?」

「えっと…」

本当に私のことを待ってくれてたの?昨日夜遅くまで本を読んでたから睡眠不足で幻覚でもみてるの?

「ここは人が多いから外に出よう」

サッと手を握られて、ビクッと体が反応した。

「キャー!清水先輩が女の子と手を」

などの先輩への女子からの声にびっくりする

その中に男子の声も混ざっていた気がしたけど気のせいだと思う
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