生徒会長さまに今日も溺愛されてます!
「月夜って呼んでくれたら許してあげる」

それに…許すって…何を?

「許すって…私悪いことしてません…」

「俺の理性を試しただろ?」

理性?
なんのことかわから首を傾げた

「俺のことはいいから、月夜って呼んで?」

先輩は優しいのか強引なのか分からない

「えっと…つ…月夜先輩?」

流石に名前を呼び捨てにする勇気がなくて先輩をつけてしまった。

「なんで疑問系なの? 可愛い」

一瞬驚いたような顔をしてニコッと笑った。それも息がかかりそうな距離でそんな表情をされて、あっという間に顔が熱をおびた。
先輩の笑顔は心臓に悪い

「俺も陽菜って呼んでいい?」

「はい…どうぞ」

「よかった」

やっと先輩が離れてくれてホッと息をついた

「あ…あの!」

勇気を出して聞いてみよう

「ん?何?」

「告白のこと本気ですか?」

どうして私なんだろう?もっと可愛い子なんてたくさんいるのに

「もしかして、告白信じてもらえてない?」

しまった。

「えっと。信じてない訳じゃ…ごめんなさい」

素直に謝ろう。傷ついたかな?ビクビクと先輩の方を見ると、先輩と視線があった。

「大丈夫、傷ついてないよ。やっぱり信じてもらえてなかったかー」

「ごめんなさい」

ここは素直に謝るしかない

「そんなに謝らなくていいよ。なんとなくそんなに気はしてたから」
< 7 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop