クールな准教授は密かに彼女を溺愛する
「何が心配?」

「いろいろ、です…。」
何で先生はスッキリした感じなんだろう?私はこんなに心配なのに。

「今日、そう言えば夕飯誘ってたよな。予定通り一緒に行こうか。」

「あっ…。
…すっかり忘れてました。」

「いつか連れて行きたいと思ってだんだ。」

「はい。楽しみにしてます。
…そろそろ行きますね。」

ちょっとだけ寂しい気持ちを振り切って紗奈は車から降り、ぺこっと会釈をして去って行った。

離れた側からまた、会いたい。
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