クールな准教授は密かに彼女を溺愛する
「こんばんは。要が女性と一緒に来るなんて初めてじゃないか⁉︎」
コック姿で要に負けないくらい長身の男性が現れる。
「こんばんは。」
紗奈は軽く会釈する。
「彼女がオムライス好きなんだけど、どれがお勧め?」
「そうだなぁ。やっぱ初めて食べるんだったらシンプルにケチャップにした方がその店の味が分かると思うよ。」
「かなりの自信だな。」
「俺のオムライス食べた事ないの?お前はいつも肉系だよな。絶品だから食べてみて。」
紗奈に目線を合わせて、ニコッと笑う。
「じゃあ。シンプルなオムライスにします。」
紗奈もつられてニコッと笑い、コックさんに言う。
「可愛いね。要の彼女?」