クールな准教授は密かに彼女を溺愛する
テーブルに料理を並べ2人、手を合わせて食べる。
今夜はハンバーグにポテトサラダ、コンソメスープと普通のメニューだけど要は真田シェフの料理より、紗奈の手料理が1番美味しいと言う。
大袈裟なくらい褒めてくれて紗奈はちょっと恥ずかしい。

2人で作ったからきっと美味しく感じるんだと紗奈は思う。今までいろんな美味しい物を食べて来て舌が肥えているだろう要がこんなにも喜んでくれる事が嬉しい。

片付けは要がいつも率先してやってくれるから、申し訳ないと思いながらも紗奈はお風呂でのんびり過ごす事が出来る。

こんな普通の幸せな毎日がずっと続けばいいな。
お母さんは何て言うだろう?
びっくりさせちゃうと思うけど、きっと応援してくれるはず。

お風呂から出てリビングに行くと、今度は要が髪を乾かしてくれる。
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