クールな准教授は密かに彼女を溺愛する
「大丈夫だよ。
きっといつまでも1人でいる息子に世間体が悪いと思ってさっさと結婚して欲しいだけだ。
一切経営には関わって無いし、俺が誰と結婚しようが感心は無いと思う。」

「それに、一生一緒に居たいと思うのは先にも後にも紗奈しか居ない。」 
要は真剣な眼差しで紗奈を射抜く。

「親には近々話しておくよ。何も心配しなくていい。」
要は優しく紗奈の頬に手を当てて指でそっとなぜる。目を合わせ微笑んで紗奈を安心させる。

「もし…、何が言われても隠さず全部教えてください。約束です。」

頬に当てられた大きな要の手に手を重ね頬擦りをした。
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