クールな准教授は密かに彼女を溺愛する
階段を昇りながら聞いてみる。
「先生は北原先生とプライベートでも仲が良いんですか?」
「うーん。そうでもないかな。
僕は仲良くかりたいんだけど、なかなか心を開いてくれないんだよね。」
「なんか、分かる気がします。
北原先生ってプライベート謎ですよね。」
「へぇー。
君が1番近い存在なのかと思ってた。」
「えっ、何でですか⁉︎
昨日今日会ったばかりですよ?」
なぜそう思われたのかまったく分からない紗奈は首を傾げる。
「だって、あの他人に興味の無い要くんが、中山さんには親切にいろいろ世話してるじゃない。かなり貴重だよ。
しかも女子にはいつも一線引いてる感じがするし、絶対2人きりとかにはならないはず。」
紗奈が階段を昇り終えるところで、
後ろからダンボールを突然持ち上げられてびっくりした。
振り返ると要がいてまたびっくりする。
「お、おはようございます。」
「おはようございます。中山さん。
授業が始まりますから早く教室に行った方がいいですよ。」
いつも通りの口調で要が言う。
「あっ、はい。すいません。
白石先生、失礼します。」
ペコリと頭を下げて、紗奈は2人から離れて行く。
要はそれを見送りながら、白石の持つダンボールの上に紗奈が運んでいたダンボールを置く。
「白石先生、このぐらいいつも1人で運んでますよね。
何が目的か知りませんけど、彼女にあまり構わないで頂きたい。」
いつもより、若干低い声で睨みながら要が言う。
「いや、あの。ちょっと中山さんと話がしたくて。」
悪気ない口調で白石はそう答える。
「僕と同じ、要くんの才能のファンみたいだよ、彼女。今時珍しく素直で良い子だし。」
「今度、一緒に3人で親睦会でもしない?」
「はぁ⁉︎
何を言ってるんですか貴方は、生徒1人に特別対応はダメです。」
「でも、中山さんだよ?
変な思い違いはしないんじゃないかなぁ?
あの子お酒とか飲めるのかなぁ?」
「ダメに決まってるじゃないですか。」
半分呆れながら要も白石から離れて行く。
「先生は北原先生とプライベートでも仲が良いんですか?」
「うーん。そうでもないかな。
僕は仲良くかりたいんだけど、なかなか心を開いてくれないんだよね。」
「なんか、分かる気がします。
北原先生ってプライベート謎ですよね。」
「へぇー。
君が1番近い存在なのかと思ってた。」
「えっ、何でですか⁉︎
昨日今日会ったばかりですよ?」
なぜそう思われたのかまったく分からない紗奈は首を傾げる。
「だって、あの他人に興味の無い要くんが、中山さんには親切にいろいろ世話してるじゃない。かなり貴重だよ。
しかも女子にはいつも一線引いてる感じがするし、絶対2人きりとかにはならないはず。」
紗奈が階段を昇り終えるところで、
後ろからダンボールを突然持ち上げられてびっくりした。
振り返ると要がいてまたびっくりする。
「お、おはようございます。」
「おはようございます。中山さん。
授業が始まりますから早く教室に行った方がいいですよ。」
いつも通りの口調で要が言う。
「あっ、はい。すいません。
白石先生、失礼します。」
ペコリと頭を下げて、紗奈は2人から離れて行く。
要はそれを見送りながら、白石の持つダンボールの上に紗奈が運んでいたダンボールを置く。
「白石先生、このぐらいいつも1人で運んでますよね。
何が目的か知りませんけど、彼女にあまり構わないで頂きたい。」
いつもより、若干低い声で睨みながら要が言う。
「いや、あの。ちょっと中山さんと話がしたくて。」
悪気ない口調で白石はそう答える。
「僕と同じ、要くんの才能のファンみたいだよ、彼女。今時珍しく素直で良い子だし。」
「今度、一緒に3人で親睦会でもしない?」
「はぁ⁉︎
何を言ってるんですか貴方は、生徒1人に特別対応はダメです。」
「でも、中山さんだよ?
変な思い違いはしないんじゃないかなぁ?
あの子お酒とか飲めるのかなぁ?」
「ダメに決まってるじゃないですか。」
半分呆れながら要も白石から離れて行く。