あなた私の夫と不倫してますよね?
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「ごめんなさい!!」
そう、私の目の前で土下座し頭を下げる夫。
中村楓(なかむらかえで)。
「これで三度目!
前、今度したら離婚だって言ったよね?」
「でも、べつに浮気したとかじゃないのに、離婚って。
桃子(ももこ)ちゃん許して!」
そう言って上げた顔は、反省の色なんて一切見られない。
私より三歳年上の楓は、今年32歳。
私達は出会って五年。
結婚して、来月の6月でちょうど三年。
楓との出会いは、コンパで、特に運命的なものではなかったけど、
出会った瞬間、私の運命の人はこの人なんだな、と感じた。
実際、こうやって結婚してるわけで。
けど、その直感はハズレだったのだと、最近つくづく思う。
付き合ってる時はこの人に対して盲目的になっていて、なんでも許して来たけど、
結婚した途端許せない事ばかり。
そして、特に許せないのが、今怒っているそれ。
「あんた、もうスロット二度と行かないって約束したじゃない!
その上、消費者金融に三百万も借りてるって何?!」
楓のギャンブル癖が、本当に許せない!
「いや…気付いたら…。
でも、闇金とか変な所に借りてるとかじゃないから。
ほら、よくCMやってる所」
そう、ヘラヘラと笑っていて。
付き合っている時は、この楓の笑顔を見たらなんでも許せたけど。
今は、ただ私の怒りの炎に油を注ぐだけ。
「過去の二回は、スロットで数万負けて、それで楓が友達にお金借りてた…程度の事だったから。
まだ、許せたけど…。
流石に今回は、ないよね?」
消費者金融に三百万借りてるって…。
「でも、貯金崩せばなんとかならない?」
それは、結婚してから二人で貯めている貯金で。
現在、150万くらい貯まっている。
「ならない!
それ使っても、かなりマイナスだし!」
「ほら、桃子ちゃんの独身の時の貯金とかは?
もちろん、それは追々ちゃんと返すよ?」
「は?絶対返さないでしょ!
それに、なんで私の独身時代からの貯金で、あんたの借金返さないといけないの?」
その貯金だって、結婚式とかにけっこう使って、百万くらいしか残っていない。
だから、どのみちマイナス。
そう、私の目の前で土下座し頭を下げる夫。
中村楓(なかむらかえで)。
「これで三度目!
前、今度したら離婚だって言ったよね?」
「でも、べつに浮気したとかじゃないのに、離婚って。
桃子(ももこ)ちゃん許して!」
そう言って上げた顔は、反省の色なんて一切見られない。
私より三歳年上の楓は、今年32歳。
私達は出会って五年。
結婚して、来月の6月でちょうど三年。
楓との出会いは、コンパで、特に運命的なものではなかったけど、
出会った瞬間、私の運命の人はこの人なんだな、と感じた。
実際、こうやって結婚してるわけで。
けど、その直感はハズレだったのだと、最近つくづく思う。
付き合ってる時はこの人に対して盲目的になっていて、なんでも許して来たけど、
結婚した途端許せない事ばかり。
そして、特に許せないのが、今怒っているそれ。
「あんた、もうスロット二度と行かないって約束したじゃない!
その上、消費者金融に三百万も借りてるって何?!」
楓のギャンブル癖が、本当に許せない!
「いや…気付いたら…。
でも、闇金とか変な所に借りてるとかじゃないから。
ほら、よくCMやってる所」
そう、ヘラヘラと笑っていて。
付き合っている時は、この楓の笑顔を見たらなんでも許せたけど。
今は、ただ私の怒りの炎に油を注ぐだけ。
「過去の二回は、スロットで数万負けて、それで楓が友達にお金借りてた…程度の事だったから。
まだ、許せたけど…。
流石に今回は、ないよね?」
消費者金融に三百万借りてるって…。
「でも、貯金崩せばなんとかならない?」
それは、結婚してから二人で貯めている貯金で。
現在、150万くらい貯まっている。
「ならない!
それ使っても、かなりマイナスだし!」
「ほら、桃子ちゃんの独身の時の貯金とかは?
もちろん、それは追々ちゃんと返すよ?」
「は?絶対返さないでしょ!
それに、なんで私の独身時代からの貯金で、あんたの借金返さないといけないの?」
その貯金だって、結婚式とかにけっこう使って、百万くらいしか残っていない。
だから、どのみちマイナス。
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