【完結】私の夫は、絶賛不倫中
「ああっ……柚衣っ!」
私の中で絶頂を迎えた翼は、私の身体の上にもたれ掛かる。
「翼、重いよ〜」
「ごめん、もうちょっとだけこうさせて」
「もう……仕方ないな」
翼は可愛い所もあるから、私は翼のことを好きになった。 翼とはずっと仲の良い夫婦でいたい。
子供がいなくても、二人でも幸せだもん。
「柚衣は優しいな、昔からだけど」
「そう?」
「ああ、優しいし可愛いし、肌もスベスベだ」
「何それ? もう、翼ったら変態だなあ」
翼はよく私の肌をスベスベしてると言ってくれる。それはすごく嬉しい。
翼に褒められると嬉しくなって、ドキドキもキュンキュンもする。
「本当のことだよ」
「ありがとう。 翼は昔からイケメンで、優しくて、男らしい所が大好きだよ」
こうやってお互いの愛を伝えていくと、距離は縮まってますます翼のことを好きになる。
翼と結婚して、本当に良かったと思える。
「ありがとう、柚衣」
翼は私の頬を愛おしそうに撫でると、そのままキスをする。
「明日も早いし、もう寝るか」
「うん。……おやすみ、翼」
「おやすみ、柚衣」
私たちはベッドに並んで、電気を消して眠りについた。