黒い龍は小さな華を溺愛する。

秋元さんが言ってた日替わりで色んな女がいたって、ただ勝手に女の子が常盤くんのそばにいただけなのかもしれない。


常盤くんのこの外見じゃ放っておかないよね……。


色んな子が寄ってきても不思議じゃない。


ストーカーの子もきっとその一人なんだと思う。


「私……頑張るね」


「何を？」


「私も常盤くんを守れるようになりたい」


「マジで？頼もしくなってきたじゃん」


常盤くんはこの時冗談半分に聞いてたんだと思う。


でも私は本気だった。


希望を与えてくれた常盤くんの役に立ちたい、本気で守りたいって思った。


そのくらい私は彼に惹かれていたんだ。