俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「俺の弱点といえばおまえだな」
「私?」
「ああ。きっとなにがあっても、おまえにメスは入れられない」
思いがけない答えに一瞬きょとんとしてしまったけれど、すぐに耳まで熱くなる。
「な、なんですかそれ」
「それくらいおまえが好きってことだ」
「……っ、好きならどんな病気でも治してやるくらい言ってくださいよ」
憎まれ口を叩きながらも、心臓がおかしくなったようにドキドキしていた。
だってまさか私が隆成さんの弱点だなんて。
「今夜もおまえに手すら出せずにいるのに」
「それは……」
「知ってるか? 外科医は特に術後、アドレナリンが出まくって本能的になるって」
隆成さんは色っぽく目を細めた。
その表情に、思わずゴクッと生唾を呑んでしまう。
「脳が興奮状態で、理性が利かなくなるんだ。体に熱がわだかまって、発散したくてたまらなくなるんだよ」
つまりそれは、〝そういうこと〟を意味しているのだろう。
「し、知りません。ご自分でどうにかすればいいと思います」
「私?」
「ああ。きっとなにがあっても、おまえにメスは入れられない」
思いがけない答えに一瞬きょとんとしてしまったけれど、すぐに耳まで熱くなる。
「な、なんですかそれ」
「それくらいおまえが好きってことだ」
「……っ、好きならどんな病気でも治してやるくらい言ってくださいよ」
憎まれ口を叩きながらも、心臓がおかしくなったようにドキドキしていた。
だってまさか私が隆成さんの弱点だなんて。
「今夜もおまえに手すら出せずにいるのに」
「それは……」
「知ってるか? 外科医は特に術後、アドレナリンが出まくって本能的になるって」
隆成さんは色っぽく目を細めた。
その表情に、思わずゴクッと生唾を呑んでしまう。
「脳が興奮状態で、理性が利かなくなるんだ。体に熱がわだかまって、発散したくてたまらなくなるんだよ」
つまりそれは、〝そういうこと〟を意味しているのだろう。
「し、知りません。ご自分でどうにかすればいいと思います」