俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「でも……処女はめんどくさいですよね」

きっと心の中では呆れているに違いない。

「まさか。俺好みに育てる楽しみがある」

「なっ……! それもどうかと思います!」

さらっととんでもないことを言われてしまった。

冗談なのか本気なのかわからないけれど、今すぐ逃げ出したくなる。

それでもやっぱり私は隆成さんが好きだと再認識した。

「ほら」

彼に腕枕され、互いに裸のまま身を寄せ合う。

言葉だけでは伝わり切らないものがあるのだと、今夜初めて知った。

きっとこの先、彼とうまくやっていける。

彼も同じように感じてくれているといいなと思った。


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