その手に触れたい
初めまして

クラスの皆さん

「うぜー!!」バチンッ
あぁ、、入学そうそう人を殴ってる人にトキメクなんて…想像もしてなかった…。

〜遡ること数時間前〜
(登校中)
高橋「あぁ〜入学式めんどくさいなぁ」

釘村「まぁまぁ、彩ちゃん落ち着いて」

高橋「この3人が同じクラスだったら私絶対熱出ても学校行くよ〜笑」

早乙女「そこは休んでください笑笑」

今日は高校の入学式。

私、早乙女愛菜、釘村真由とは小学からの仲でお互い親友だと思ってる関係。高橋彩は中学1年生から部活がきっかけで仲良くなった。

釘村は身長が低くてツインテールが似合うふわふわした子だ。

高橋は身長は高めでスポーツが得意なショートが似合う子だ。

高橋「部活はもちろんテニス部っしょ?」

早乙女「そうだね、中学でやってたし続けたいよね」

釘村「決まりだね!」

高橋「誰が一番最初に彼氏作るかな〜」

釘村「そこは彩でしょ!積極的だし」

早乙女「そうだね、彩なら今日中にでも出来そうだよね笑」

高橋「ちょ、やめてよー!」

早乙女「あ、あそこでクラス発表してるよ!」

高橋「いこいこ!!」


高橋「やった!芽衣と同じクラスの1組だ!」

釘村「やったやった!同じ中学だった人もめちゃいるじゃん!」

早乙女「…私2組だ…。しかも、同じ中学だったひとが1人しか居ない…。」

高橋「あ…大丈夫だよ!隣のクラスだし遊び行くよ!」

釘村「そうそう!だから落ち込まないで〜」

早乙女「絶対!?絶対きてくれる!?」

高橋「もちろん!早速教室いこいこ!」

釘村「愛菜またね!」

早乙女「はーい!」

あーあ、私だけ離れちゃったな…
同じ中学だった人が1人いるだけマシかな…

ガラガラガラ…

「それでさ、昨日のドラマが〜」

「お前何部にすんの?」

うわぁ、もう友達同士固まってる…
とりあえず、自分の席座ろうかな。

???(本を読んでいる)
前の席の子私の知ってるアニメの小説読んでる。

早乙女「あ、あの…」

???「はい?」

早乙女「それ、〇松さんだよね?好きなの?」

???「うん、他にも色々とアニメとか好きなの」

早乙女「私も、アニメ好き!あ、早乙女愛菜って言います、席も前後だしよろしくね!」

小堀「私は小堀幸恵です、このクラスで知り合い1人もいなかったら声掛けてくれて嬉しいです。」

早乙女「タメ口でいいよ、私のことは好きに呼んで!小堀さんのことは幸恵ちゃんって呼んでいいかな?」

小堀「もちろん。私は愛菜ちゃんって呼ぶね、よろしく」

趣味も似てるし優しそうな子でよかった。

小堀は髪の毛が長く綺麗で身長は私より少し高いぐらい、大人しめの子だ。

ホームルームが始まるまで私は幸恵ちゃんとアニメの話で盛り上がっていた。

「おいやめろよ!」「いてぇーな」
「おい、ゴリラ!」

早乙女「なんか、騒がしいね」

小堀「あー、斉藤君だねあれ」

幸恵ちゃん曰く今クラスの男子にちょっかいを出している男子は斉藤と言うらしい。

早乙女「知ってるの?」

小堀「同じ中学じゃないけど、あまりいい噂を聞かないかな。見た目と性格からゴリラって言われてるっぽいね」

早乙女「確かに見た目はゴリラっぽいかも。」

そんな話をしていると、斉藤くん通称ゴリラがこっちに来た

斉藤「なんだよお前らこっち見んな」パシッ

早乙女「ちょっいた!なにすんの!」

小堀「いたっ、やめてよ、別に見てないから」

ちょっと頭を叩いてまたすぐ違う人の所へ

小堀「なにあいつムカつく…」

早乙女「私たちが何したっていうのよ…」

斉藤「よぉ!」ペシッパシッ

???「うぜー!!」バシンッ

斉藤「!?」

小堀「おぉ、やるねぇ」

早乙女「…」(かっこいい)
こうして今に至るのであった。


ガラガラガラ…

担任「はい、席に着いてください。
今からホームルームをして色々配るもの配ります。終わり次第今日は下校だから、スムーズに行こう。ちなみに、今日からこの担任になった山田宏です。よろしく」

早乙女(いやぁ。かっこよかったのはかっこよかったけど、別にイラってしていたのを発散してくれただけで…まだどんな人か分からないし…)

小堀「愛菜ちゃん、プリント…」

早乙女「あ、ごめん!」(今はそんなこと気にしてる場合じゃないね)

担任「んじゃ、今日はここまでね。
さよなら。」

小堀「愛菜ちゃん嫌じゃなかったらLINE交換してほしい」

早乙女「嫌なわけないじゃん!よろしく!」

小堀「ありがとう、じゃ私迎え来てるから帰るね」

早乙女「うん、またあしたね」
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