2×9がジャガ
第二章 アロハニホヘト
Hello④
外部講師はハワイ出身で現在日本で英語を教えているキャリーという女性だった。
最初の自己紹介は全て英語で内容の半分はなんとなく分かった。
この自分の英語力でよく大学に行こうと思ったものだ。
行きたくて行ったわけでもないが。
彼女は一通り自己紹介を終えると周囲は拍手をした。
担当の先生がアメリカと日本の教育の違いをテーマに授業を進めていった。
クラスには10人いたので、5つのグループに分かれて意見を出し合う形式となった。
僕がペアを組んだ女の子はよろしくねと積極的に挨拶をしてくれた。
僕もよろしくと挨拶した。
テスト前にわからないことは彼女に聞こう。
キャリーは5つのグループを周りながら、それぞれに日本語で話しかけた。
僕のところに来るとキャリーから意見を問われた。
日本の授業は暗記ばかりで受験対策のための授業としか思えない。
そういうとキャリーは深いため息をつき、残念だけどそうかもしれないわと言った。
後は治安がいい方なのか帰りが遅いとか教科書の量が多いとか。
隣の女の子は最もらしい意見を言っていた。
キャリーはしばらく彼女と話をして戻っていった。
彼女もやはり真面目なタイプで教員を志していたのだ。
彼女は僕に「あなたの意見も良かったわ。この後の発表で紹介しましょう」と言ったが、教科書の量の件はやめてほしいと言った。
授業が終わり教室を出ようとすると、彼女が話しかけてきた。
「この後も授業なの?」
僕はアルバイトがあることを伝えると、また来週授業でとのことだった。
ちなみに僕はスポーツクラブでアルバイトをしていた。
受付から細々としたサポートを行なっていた。
今日も特に何事もなく1日が過ぎて行った。
そして僕は三年生になった。
最初の自己紹介は全て英語で内容の半分はなんとなく分かった。
この自分の英語力でよく大学に行こうと思ったものだ。
行きたくて行ったわけでもないが。
彼女は一通り自己紹介を終えると周囲は拍手をした。
担当の先生がアメリカと日本の教育の違いをテーマに授業を進めていった。
クラスには10人いたので、5つのグループに分かれて意見を出し合う形式となった。
僕がペアを組んだ女の子はよろしくねと積極的に挨拶をしてくれた。
僕もよろしくと挨拶した。
テスト前にわからないことは彼女に聞こう。
キャリーは5つのグループを周りながら、それぞれに日本語で話しかけた。
僕のところに来るとキャリーから意見を問われた。
日本の授業は暗記ばかりで受験対策のための授業としか思えない。
そういうとキャリーは深いため息をつき、残念だけどそうかもしれないわと言った。
後は治安がいい方なのか帰りが遅いとか教科書の量が多いとか。
隣の女の子は最もらしい意見を言っていた。
キャリーはしばらく彼女と話をして戻っていった。
彼女もやはり真面目なタイプで教員を志していたのだ。
彼女は僕に「あなたの意見も良かったわ。この後の発表で紹介しましょう」と言ったが、教科書の量の件はやめてほしいと言った。
授業が終わり教室を出ようとすると、彼女が話しかけてきた。
「この後も授業なの?」
僕はアルバイトがあることを伝えると、また来週授業でとのことだった。
ちなみに僕はスポーツクラブでアルバイトをしていた。
受付から細々としたサポートを行なっていた。
今日も特に何事もなく1日が過ぎて行った。
そして僕は三年生になった。