スカーレットの悪女
涼ちゃんはそんな私を見て、優しくだきしめてくれた。

彼女は本当に太陽のような人だった。



「よしよし、今まで辛かったね」

「うわ、いいな……じゃない、騙されないで涼ちゃん!これ嘘泣きだから」

「は?みーちゃんを疑うわけ?」



颯馬は本音がダダ漏れでおもしろい。

そして嘘泣きするつもりなのバレてた。



「大丈夫です、俺たちは分かってます」

「よかった同士がいて」



そして同席していた理叶と光冴も分かってたみたい。

颯馬は光冴に笑いかけられてちょっと安心してた。
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