スカーレットの悪女
帝王の女神
季節は夏。冷房がキンキンに効いた部屋で毛布にくるまって寝ていると、誰かに毛布をひっぺがされた。
「実莉さん、朝ですけど」
「うぅん、まだ寝るの……」
「ニート極めて引きこもりとか勘弁してください」
凛太郎の声がして目をうっすら開けると、やはりヤツに毛布を盗られていた。
寝ぼけ眼で取り返そうとすると、凛太郎は目を細くして私をじとっと睨んできた。
最近、生意気さが増した凛太郎。
原作では壱華にこんな態度取らなかったはずなのに、私に対してはかなり辛辣。
そもそもニートになったのは志勇のせいだし。
いや、大元は極山会の連中のせいだから志勇を責めるのもお門違いだけど。
私だって本当は高校通いたいよ、JKとして人生を謳歌したいよ!
「実莉さん、朝ですけど」
「うぅん、まだ寝るの……」
「ニート極めて引きこもりとか勘弁してください」
凛太郎の声がして目をうっすら開けると、やはりヤツに毛布を盗られていた。
寝ぼけ眼で取り返そうとすると、凛太郎は目を細くして私をじとっと睨んできた。
最近、生意気さが増した凛太郎。
原作では壱華にこんな態度取らなかったはずなのに、私に対してはかなり辛辣。
そもそもニートになったのは志勇のせいだし。
いや、大元は極山会の連中のせいだから志勇を責めるのもお門違いだけど。
私だって本当は高校通いたいよ、JKとして人生を謳歌したいよ!