スカーレットの悪女
「今日は壱華さんと遊びに行く日ですよね。遅れても俺知りませんから」
「はぁっ!そうだった!」
ニート扱いされたことに拗ねてダンゴムシのごとく丸まったけど、壱華の名前を出されて飛び起きた。
そうだ、今日は壱華とふたりきりで遊ぶ日だった。
「凛、起こしてくれてありがとう!」
「さすがシスコン、反応速度が段違い」
お礼を言ったらバカにされたけど、起こしてくれたことは事実だから大目に見ることにした。
私と涼ちゃんが住んでる部屋は離れになっていて、特に厳重なセキュリティで保護されている。
鍵を持っているのは私たちと祥一郎さん、それから理叶だけ。
凛太郎は持ち前の賢さと働き者で真面目な性格から祥一郎さんに気に入られていて、よく私を起こしてくるよう鍵を渡されている。
今日もそれで起こしに来てくれたみたいだ。
「はぁっ!そうだった!」
ニート扱いされたことに拗ねてダンゴムシのごとく丸まったけど、壱華の名前を出されて飛び起きた。
そうだ、今日は壱華とふたりきりで遊ぶ日だった。
「凛、起こしてくれてありがとう!」
「さすがシスコン、反応速度が段違い」
お礼を言ったらバカにされたけど、起こしてくれたことは事実だから大目に見ることにした。
私と涼ちゃんが住んでる部屋は離れになっていて、特に厳重なセキュリティで保護されている。
鍵を持っているのは私たちと祥一郎さん、それから理叶だけ。
凛太郎は持ち前の賢さと働き者で真面目な性格から祥一郎さんに気に入られていて、よく私を起こしてくるよう鍵を渡されている。
今日もそれで起こしに来てくれたみたいだ。