スカーレットの悪女
「実莉、私も一緒に行くよ。時間はいっぱいあるから大丈夫」
「そうだね、少しくらいいっか」
壱華も着いてきてくれるって言うし、そのお客さんとやらにお茶を運んであげるとしますか。
指定された応接間を目指して歩いていると中庭が見えてきた。
すると、女性の声が聞こえてきた。
「もう、絋香さんったら~」
「ふふっ、涼ちゃんがいい子だからよ」
「やだー、そんなこと言ったら調子に乗っちゃいますよ」
落ち着いた綺麗な声と、テンション高めの女子の声。
声のした方に顔をのぞかせると、板の間の応接間でキャッキャウフフと笑い合う、紘香さんと涼ちゃんの姿があった。
ビニールシートを敷いた上の椅子に腰かける紘香さんとと、その脇にハサミを持った涼ちゃんが笑いあって談笑中。
そういえば涼ちゃん、今日は本家に行って紘香さんのカットをしてくるって言ってたかも。
「そうだね、少しくらいいっか」
壱華も着いてきてくれるって言うし、そのお客さんとやらにお茶を運んであげるとしますか。
指定された応接間を目指して歩いていると中庭が見えてきた。
すると、女性の声が聞こえてきた。
「もう、絋香さんったら~」
「ふふっ、涼ちゃんがいい子だからよ」
「やだー、そんなこと言ったら調子に乗っちゃいますよ」
落ち着いた綺麗な声と、テンション高めの女子の声。
声のした方に顔をのぞかせると、板の間の応接間でキャッキャウフフと笑い合う、紘香さんと涼ちゃんの姿があった。
ビニールシートを敷いた上の椅子に腰かける紘香さんとと、その脇にハサミを持った涼ちゃんが笑いあって談笑中。
そういえば涼ちゃん、今日は本家に行って紘香さんのカットをしてくるって言ってたかも。