スカーレットの悪女
「少し間でしたが、お邪魔しました。また何かあったらお願いします」
「そんな丁寧に礼なんかしなくていいんだよ。
ほら、さっさと帰るぞ壱華」
玄関の外でようやく壱華とふれあうことが出来た志勇は、見送りに来た組員にしっかり挨拶をする壱華の手を引いて石畳を歩く。
ちゃっかり腰を抱いて密着してるし、あいつ今さらだけどボディタッチ多くない?
欲求不満なのかな、なんてじとっとふたりの後ろ姿を見ていると、後ろからひとりの男が小走りで志勇に追いついた。
「若、最後にお伝えしたいことがあるのですが」
それは不敵な笑みを浮かべる美丈夫、司水さんだった。
うわぁ、志勇と並ぶとそこの空間だけ次元が違うみたい。
美形が並ぶとなぜだかそこだけ眩しい気がする。
「そんな丁寧に礼なんかしなくていいんだよ。
ほら、さっさと帰るぞ壱華」
玄関の外でようやく壱華とふれあうことが出来た志勇は、見送りに来た組員にしっかり挨拶をする壱華の手を引いて石畳を歩く。
ちゃっかり腰を抱いて密着してるし、あいつ今さらだけどボディタッチ多くない?
欲求不満なのかな、なんてじとっとふたりの後ろ姿を見ていると、後ろからひとりの男が小走りで志勇に追いついた。
「若、最後にお伝えしたいことがあるのですが」
それは不敵な笑みを浮かべる美丈夫、司水さんだった。
うわぁ、志勇と並ぶとそこの空間だけ次元が違うみたい。
美形が並ぶとなぜだかそこだけ眩しい気がする。