スカーレットの悪女
「マジ無理、見つかんないんだけどー!」
理叶に腕を掴まれたままだったけど、突然店の中に響いた声にパッと手を離した。
若い女性の声だ。まだ開店前なのに誰?
「ねえ聞いてよ理叶、日中外にいて収穫なし!美容師辞めたいって初めて思った!」
「……姉貴?なんでこんなところに」
理叶の姿を見るなり抱きついてきた、ハッキリした顔立ちの背の高い黒髪美人。
って、理叶……姉貴って言った!?
「半日声かけてカットモデル見つからないとかある?こんな暑い中もう無理!」
「涼さん、なんでここに?」
「近くに寄ったから来たの!暑いノド乾いた、お水ちょうだい!」
はつらつとした声にぱっちりとした目。
間違いない、主要人物の潮崎涼だ!
理叶に腕を掴まれたままだったけど、突然店の中に響いた声にパッと手を離した。
若い女性の声だ。まだ開店前なのに誰?
「ねえ聞いてよ理叶、日中外にいて収穫なし!美容師辞めたいって初めて思った!」
「……姉貴?なんでこんなところに」
理叶の姿を見るなり抱きついてきた、ハッキリした顔立ちの背の高い黒髪美人。
って、理叶……姉貴って言った!?
「半日声かけてカットモデル見つからないとかある?こんな暑い中もう無理!」
「涼さん、なんでここに?」
「近くに寄ったから来たの!暑いノド乾いた、お水ちょうだい!」
はつらつとした声にぱっちりとした目。
間違いない、主要人物の潮崎涼だ!