スカーレットの悪女
大型のショッピングモールに来た私は壱華と並んで歩いて、志勇は後ろから壱華を見守っていた。
もはや一緒の空間にいるだけでも気分が安らぐらしい。
志勇は本当に邪魔しない気みたいだから、私たちは遠慮せず服やコスメを見てカフェに入ってお茶をしたりした。
一通り見て回って次はどうしようかと考えていると、壱華はハンドメイドの揃う店舗の前に立ち止まった。
「寄っていく?」
声をかけると、壱華は首を横に振った。
「せっかく実莉との買い物だから寄らなくていい」と遠慮したけど、志勇が近づいてきて財布を出した。
もはや一緒の空間にいるだけでも気分が安らぐらしい。
志勇は本当に邪魔しない気みたいだから、私たちは遠慮せず服やコスメを見てカフェに入ってお茶をしたりした。
一通り見て回って次はどうしようかと考えていると、壱華はハンドメイドの揃う店舗の前に立ち止まった。
「寄っていく?」
声をかけると、壱華は首を横に振った。
「せっかく実莉との買い物だから寄らなくていい」と遠慮したけど、志勇が近づいてきて財布を出した。