スカーレットの悪女
荒瀬の氏神を祀る神社にやってきたのは午前9時。
あまり大きな神社ではないけど、元日のため境内は人でごった返していた。
しかし、スーツに身を包んだ集団の登場に道を開ける。
周囲はざわついて、中心にいる壱華と志勇にすべての視線が集中する。
しかし壱華と歩幅を合わせてゆっくり歩く志勇は目もくれず壱華を見つめている。
私はその様子を後ろから見守っていた。
「やっぱり黒だよな」
「っ……!」
なんか企んでる顔だと思ったら、人の往来が多い場で壱華のおしりを撫でまわしやがった。
私は怒りのあまり息を大きく吸い込み、表情で颯馬に訴えかけた。
あまり大きな神社ではないけど、元日のため境内は人でごった返していた。
しかし、スーツに身を包んだ集団の登場に道を開ける。
周囲はざわついて、中心にいる壱華と志勇にすべての視線が集中する。
しかし壱華と歩幅を合わせてゆっくり歩く志勇は目もくれず壱華を見つめている。
私はその様子を後ろから見守っていた。
「やっぱり黒だよな」
「っ……!」
なんか企んでる顔だと思ったら、人の往来が多い場で壱華のおしりを撫でまわしやがった。
私は怒りのあまり息を大きく吸い込み、表情で颯馬に訴えかけた。