スカーレットの悪女
すると望月は私の脇の下に手を入れて、ひょいと持ち上げると対面させ、あぐらをかいた足の間に膝立ちするよう指示した。


至近距離で私を見上げる望月は、次の瞬間迷うことなく谷間に顔を埋めた。


あまりに堂々とセクハラしてきたものだから動けなかった。



「あー、ちょっと休憩」

「……はあ、せっかく大希のこと見直したのに」



逃げようにも腰をがっちり掴まれているから無理だ。


どうしようと周りを見渡していたら、突然襖が開いた。


現れたのは赤星だった。



「赤星さん!ちょうどいいところに!この変態どうにかしてください」

「なんですかこの状況」

「パワーチャージ中、実莉のおっぱい触ったら頑張れるんや」



なーにがパワーチャージだ。適当なこと言ってセクハラを正当化するな!
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