スカーレットの悪女
「なんでその女にばっかり構うんですか。俺かてフィリピンまで行って頑張ったのに!」
「しゃーないやろ、雅に対する愛着と実莉への恋慕は違うんやから」
雅は大希に嚙みついたけど大希の答えに納得がいかず、悔しそうに顔をくしゃっと歪める。
なんでこんなぽっと出が、って思われてるんだろうな。
まあ、私も未だに志勇より立場上だと思ってるし嫉妬するし、気持ちは分からないこともない。
「俺はちゃんと雅のこと大事に思ってんで」
「分かってます、けどその女が一向に自覚せえへんから鼻につく!」
「実莉は自分に興味がないねん、自分と一緒」
大希は雅の肩を叩きながら、私と雅が似ていると言う。
やっぱり私ははたから見ると猪突猛進厄介オタクだと思われてるのか……。
まあ、そんなこと思われようが壱華への愛は貫くけどね。
「しゃーないやろ、雅に対する愛着と実莉への恋慕は違うんやから」
雅は大希に嚙みついたけど大希の答えに納得がいかず、悔しそうに顔をくしゃっと歪める。
なんでこんなぽっと出が、って思われてるんだろうな。
まあ、私も未だに志勇より立場上だと思ってるし嫉妬するし、気持ちは分からないこともない。
「俺はちゃんと雅のこと大事に思ってんで」
「分かってます、けどその女が一向に自覚せえへんから鼻につく!」
「実莉は自分に興味がないねん、自分と一緒」
大希は雅の肩を叩きながら、私と雅が似ていると言う。
やっぱり私ははたから見ると猪突猛進厄介オタクだと思われてるのか……。
まあ、そんなこと思われようが壱華への愛は貫くけどね。