スカーレットの悪女
「あんた、壱華をどうするつもり?場合によっちゃ……あいたたた」
「お前やっぱりバカだろ、腹の傷が開くぞ」
起き上がったら、左の下腹部に激痛が走って再びベッドに沈んだ。
そして分かってたけど、どんなに脂汗をかいて痛がっても志勇は心配してくれない。
むしろバカって面と向かって言われてムカつく。
キッと顔だけ向けて睨むと、志勇はベッドに繋がってるリモコンを操作してリクライニングさせた。
フラットな状態から枕元が上がっていき、視界が天井から病室を見渡せるように変わっていく。
すると、病室のドアが慌ただしく開いた。
「実莉!」
「壱華……!」
現れたのは壱華だった。
「お前やっぱりバカだろ、腹の傷が開くぞ」
起き上がったら、左の下腹部に激痛が走って再びベッドに沈んだ。
そして分かってたけど、どんなに脂汗をかいて痛がっても志勇は心配してくれない。
むしろバカって面と向かって言われてムカつく。
キッと顔だけ向けて睨むと、志勇はベッドに繋がってるリモコンを操作してリクライニングさせた。
フラットな状態から枕元が上がっていき、視界が天井から病室を見渡せるように変わっていく。
すると、病室のドアが慌ただしく開いた。
「実莉!」
「壱華……!」
現れたのは壱華だった。