スカーレットの悪女
「壱華、聞いて」

「……なぁに?」

「私は一生、壱華の味方だから。何があっても私が守るね」



持ってきたおもちゃを床に広げる壱華に話しかけると、パッと花が咲いたような可憐な笑顔を見せる。



「あぁぁ!可愛い!私が一生かけて守る!」

「……え?」

「はっ、ううんなんでもない!早くお店屋さんごっこしよう?」



おっと、オタク特有の発作が出てしまった。


引かれたけど、その後ニコッと笑ってくれたからセーフだと思う。


とりあえず、害はないって知ってもらえたかな。
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