恋愛(学園)
完
彩空百々花/著
- 作品番号
- 1667483
- 最終更新
- 2023/10/14
- 総文字数
- 167,993
- ページ数
- 329ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 4,339,669
- いいね数
- 1,549
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別に、君じゃなくても良かった。
このどうしようもない寂しさを埋めてくれるのなら、別に誰だって良かった。
幸せをくれる人なら、誰だって好きになれた。
でも、俺の世界に、そんないい人はいなかった───。
汚い欲望と利益に溺れて、どうにかなってしまいそうだった。
でも君だけは、君の住む世界だけはいつも温かくて、優しかった。俺もそこに一緒に連れて行ってほしかった。純粋な君を俺でいっぱいに染めたくて、俺だけを見てほしくて。
いつからだろう。君の隣に居られるだけですごく特別だったのは。すごく幸せな気持ちになれたのは。
君じゃなくても良かった、という戯言は姿形なく消えてしまったんだ。
俺は、君じゃないとだめだった。
君以外は、泣きたくなるくらいにどうでもよかった。
俺の冷えきった心を温かく包み込んでくれる君が、この世界にたった1人しかいないってことに気づけたこと。
それだけで、俺の世界の色は、180度変わってしまったんだ。
他に好きな人が出来た、という理由で突然彼氏から別れを告げられた私。
雨の中、一人で泣いていた私の前に嵐のように突然現れて
「俺ん家、くる?」
なんでもない顔をして、そう言った大人の男の人。彼の瞳の色は、声を失ってしまうほどに冷え切っていて。
「そんなやつ、俺が忘れさせてあげる」
でも、とても優しくて。
「早く泣き止まないとキスするよ」
なんだかとても危険で
「やっと、抱ける」
とても甘々で
「桜十葉に手ぇ出したら俺がぶっ殺す…」
でもそんな彼は日本一最強の暴走族の総長様だと知って
「俺のこと、……怖くなった?」
日本一最強のヤクザの息子だと知って
「俺は桜十葉の隣にいないと、幸せ感じられないの」
私を甘く翻弄する彼に胸が苦しくなって、いつの間にか恋に落ちていました。
でもそんな彼と私には歪みすぎた過去があって…?
どこか危険で甘々な年上男子
坂口裕翔
-Sakaguchi Hiroto-
22歳
×
芯の強いしっかり者の女の子
結城桜十葉
-Yushiro Otoha-
16歳
\総合・恋愛ランキング最高2位/
Special Thanks♡
matsuri様
もちもちなこ様
藤 慶さま
- あらすじ
- 冬。私は大好きだった彼氏に振られた。雨の中、公園で1人泣いていた私に声をかけたのは、この世のものとは思えないほど綺麗な顔をした、かっこいい大人の人。出会ったときから甘々な年上男子に、甘く激しく翻弄されて。でもそんな彼には、何か隠し事があるようで──?
2人の恋を阻む、歪みすぎた裏の世界。そして裕翔が昔、犯してしまった罪とは───?これは、過去と現実を行き来する、切なくも甘い究極のラブストーリー!!
目次
-
序章「俺ん家、くる?」
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涙の中の公園で
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第1章「そんなやつ、俺が忘れさせてあげる」
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好きな人を失った私の前に突然現れたとても綺麗な男の人
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ずっと、会いたかった
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第2章「俺たち、どーせいするんだよ?」
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気になる人
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俺は嘘を付き続ける
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第3章「大丈ー夫だよ、俺はそばに居るから」
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貴方は一体、何を背負っているのだろう
-
昔話
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第4章「大丈夫。ずっと、そばにいるから」
-
裕翔くんがどんな人でも、私は恐がったりなんて、するわけない
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直に感じる、愛おしい人の温もり
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第5章「桜十葉に手ぇ出したら俺がぶっ殺す……」
-
裕翔くんの信頼する人たち
-
俺の“本当”の仲間たち
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第6章「ずっと、大切にしたい」
-
幸せな花火大会
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第7章「君の幸せをずっと願っていたはずだったんだ」
-
悪夢の始まり
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第8章「君に早く、会いたくて仕方なかった」
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君のことが、大好きなのに&私の初恋の人
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第9章「総長様ってのはなぁ、好きなもんを存分に甘やかしてやりてぇもんなんだよ」
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夜伽の中の総長様
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大好きな親友
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夜闇に溶ける愛おしい人
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第10章 「……だから、ごめん。別れよう」
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記憶の中の残響
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全部、全部、俺のせい
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Special Scene 3度目の正直
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ただ、涙
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第11章 「さすが、俺が好きになった女性だな」
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再び、スタート
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最後のお詫び
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受け取った心
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第12章「これからも、私と親友でいてください」
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あの日の約束をもう1度
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失恋
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第13章「ずっと、俺だけを見ていてほしいんだ」
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狂った狂愛
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トリプルデート
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終章「俺とずっと一緒に生きてほしい」
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俺の隣に居る君が、ずっと笑顔でいられますように&甘く、感じる
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あとがき
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