拗らせLOVERS
土曜日のせいか、お店の中はいつもよりも混んでいた
「何か今日混んでるね」
「土曜だからじゃね?」
タオル売り場ってどこだろ?
私がキョロキョロ見回しているうちに碧斗は1人ズンズンと先に歩いて行ってしまった
「あれ?碧斗がいない」
「碧斗〜」
余り大きな声で呼ぶと周りに変な目で見られるから、あたかも迷子の子供を探すような素振りで呼んでみる
「碧斗〜、いないなあ」
もう、何でいなくなるかなあ!
「あお…!」
突然後ろから腕を掴まれた
「ひっ!!」
「何やってんだよ!」
碧斗が真っ赤な顔で私を睨んだ
「あ、いた!」
「いたじゃねえよ!ったく、人混みで人の名前叫ぶな!」
「だって、碧斗がいなくなったから」
「お前がキョロキョロよそ見して勝手にいなくなったんだろ!ったく!」
そう言って碧斗が私の右手を掴んだ
え?
手、手、手繫ぐ???
嘘〜!!
恋人みたいじゃん!
思わず赤面しつつ、碧斗に引きずられながら人混みをすり抜けた
「ほら、ここ!」
碧斗に引きずられてやっとお目当てのタオルを発見した
「あった!おんなじの」
私はタオルを手に取るとレジへと向かった
「良かった!おんなじのあって〜」
私は会計を済ませてラピングもしてもらいタオルを受け取って気づいた
「碧斗がいない!」
私はあたりをキョロキョロ見回す
「またはぐれちゃったよ~、碧斗ウロチョロしすぎなんだよ!」
私は連絡しようとバッグから携帯を取り出した
「おい!」
背後で声がしたので振り返ると、眉間にシワを寄せた碧斗が立っていた
「ったく、何回はぐれてんだよ!」
「ゴメン、碧斗でも、ほら、ちゃんとラッピングまでしてもらったんだよ」
「いいから、手を離すな!」
碧斗が私の右手をギュッと掴んだ
「は、ハイ!」
ギュッと握られた碧斗の大きな手を見つめた
いつから手を繋がなくなったかな…
ドキドキしながら碧斗の大きな背中を見上げる
碧斗…
「好き…」
ヤバッ!
思わず声が漏れてしまった
「え…」
碧斗がこちらを振り返る
「すき焼き!すき焼き食べたい!!」
思わず大声で叫んだ
「子供かよ」
碧斗が呆れてため息をついた
「何か今日混んでるね」
「土曜だからじゃね?」
タオル売り場ってどこだろ?
私がキョロキョロ見回しているうちに碧斗は1人ズンズンと先に歩いて行ってしまった
「あれ?碧斗がいない」
「碧斗〜」
余り大きな声で呼ぶと周りに変な目で見られるから、あたかも迷子の子供を探すような素振りで呼んでみる
「碧斗〜、いないなあ」
もう、何でいなくなるかなあ!
「あお…!」
突然後ろから腕を掴まれた
「ひっ!!」
「何やってんだよ!」
碧斗が真っ赤な顔で私を睨んだ
「あ、いた!」
「いたじゃねえよ!ったく、人混みで人の名前叫ぶな!」
「だって、碧斗がいなくなったから」
「お前がキョロキョロよそ見して勝手にいなくなったんだろ!ったく!」
そう言って碧斗が私の右手を掴んだ
え?
手、手、手繫ぐ???
嘘〜!!
恋人みたいじゃん!
思わず赤面しつつ、碧斗に引きずられながら人混みをすり抜けた
「ほら、ここ!」
碧斗に引きずられてやっとお目当てのタオルを発見した
「あった!おんなじの」
私はタオルを手に取るとレジへと向かった
「良かった!おんなじのあって〜」
私は会計を済ませてラピングもしてもらいタオルを受け取って気づいた
「碧斗がいない!」
私はあたりをキョロキョロ見回す
「またはぐれちゃったよ~、碧斗ウロチョロしすぎなんだよ!」
私は連絡しようとバッグから携帯を取り出した
「おい!」
背後で声がしたので振り返ると、眉間にシワを寄せた碧斗が立っていた
「ったく、何回はぐれてんだよ!」
「ゴメン、碧斗でも、ほら、ちゃんとラッピングまでしてもらったんだよ」
「いいから、手を離すな!」
碧斗が私の右手をギュッと掴んだ
「は、ハイ!」
ギュッと握られた碧斗の大きな手を見つめた
いつから手を繋がなくなったかな…
ドキドキしながら碧斗の大きな背中を見上げる
碧斗…
「好き…」
ヤバッ!
思わず声が漏れてしまった
「え…」
碧斗がこちらを振り返る
「すき焼き!すき焼き食べたい!!」
思わず大声で叫んだ
「子供かよ」
碧斗が呆れてため息をついた