拗らせLOVERS
「陽和、俺が…」

「俺が守るから!」
 
俺は抱きしめた腕に力を込めた


「おじさんの代わりにお前の事、俺が守るから!」


「碧斗…」


陽和が声をあげて泣いた


今思えば、「小学生のガキが笑わせるぜ」って話だけど


俺は本当にあの時、そう思ったんだ



そして、今でもそう思っている


< 6 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop