*夜桜の約束* ―春―
[19]凪徒とモモ 〈K♪〉
★宜しかったら前話文末数行をお読みになってから、こちらをお読みください(^人^)
「ふぁっくしょん!!」
「凪徒さん……風邪ですか?」
午後後半のショーを終えた音響照明スペースに、小気味良くキーボードを叩く音と、必要以上に大きなクシャミが響いていた。
「誰かが噂してるんだろ」
「モモじゃないですかぁ?」
「うるせっ」
鼻を擦ってあぐらに頬杖を突く。
案の定、手伝ったことのバレた子供達は親達から説教を受け、秀成もその順番待ちだった。
お陰で二・三度目のショーの間、自身での仕事を強いられた秀成は、凪徒からのお願いをこなせず仕舞い。
そのため説教開始までの貴重な時間、こうして凪徒監視の元、Nシステムへの侵入を試みているという次第だが──
「ふぁっくしょん!!」
「凪徒さん……風邪ですか?」
午後後半のショーを終えた音響照明スペースに、小気味良くキーボードを叩く音と、必要以上に大きなクシャミが響いていた。
「誰かが噂してるんだろ」
「モモじゃないですかぁ?」
「うるせっ」
鼻を擦ってあぐらに頬杖を突く。
案の定、手伝ったことのバレた子供達は親達から説教を受け、秀成もその順番待ちだった。
お陰で二・三度目のショーの間、自身での仕事を強いられた秀成は、凪徒からのお願いをこなせず仕舞い。
そのため説教開始までの貴重な時間、こうして凪徒監視の元、Nシステムへの侵入を試みているという次第だが──