Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜
「私も」
「ん?」
「私もこの二年間、お姉ちゃんの代わりになったこと間違ってなかったって、お姉ちゃんの笑顔を見て思いました」
「…美月の代わり?」
私はこの時初めて自分のことを話した。
誰にも言えなかった母のこと、なぜ私がお姉ちゃんを遠ざけたのかその理由も、全てを話さないといけないと思った。
「お姉ちゃんの代わりとして、母の期待に答えることが私の生きている存在価値でした。
そうしないと、母はお姉ちゃんをまた縛ろうとしていたから」
Againのメンバーを起こしに行っていたお姉ちゃんは、いつの間にか私の近くまで来ていて、その話はちゃんとお姉ちゃんの耳にも届いていた。
お姉ちゃんは凄く傷ついたような顔をして立っていた。
「ご飯食べよう、お姉ちゃん」
「…え?」
「ちゃんと全部話すから、今は食べよう」
お姉ちゃんとこうしてまた一緒にご飯が食べれる瞬間をずっと待っていた。
今はもう少しだけ幸せな気持ちでいたい。
その気持ちがお姉ちゃんにも伝わったのか、無理に笑顔を作った。
「ん?」
「私もこの二年間、お姉ちゃんの代わりになったこと間違ってなかったって、お姉ちゃんの笑顔を見て思いました」
「…美月の代わり?」
私はこの時初めて自分のことを話した。
誰にも言えなかった母のこと、なぜ私がお姉ちゃんを遠ざけたのかその理由も、全てを話さないといけないと思った。
「お姉ちゃんの代わりとして、母の期待に答えることが私の生きている存在価値でした。
そうしないと、母はお姉ちゃんをまた縛ろうとしていたから」
Againのメンバーを起こしに行っていたお姉ちゃんは、いつの間にか私の近くまで来ていて、その話はちゃんとお姉ちゃんの耳にも届いていた。
お姉ちゃんは凄く傷ついたような顔をして立っていた。
「ご飯食べよう、お姉ちゃん」
「…え?」
「ちゃんと全部話すから、今は食べよう」
お姉ちゃんとこうしてまた一緒にご飯が食べれる瞬間をずっと待っていた。
今はもう少しだけ幸せな気持ちでいたい。
その気持ちがお姉ちゃんにも伝わったのか、無理に笑顔を作った。