【SR】幸せな結婚
亜弥は嗚咽しながら泣き続けた。
好きな人に受け入れて貰えない辛さとは、なんという悲しさだろう。
寿生以外に恋の経験をしたことがなかった亜弥にとって、初めて感じる痛みだった。
「私、お義母さんと別れて下さいなんて言いません。
英太さんともちゃんと夫婦を続けて行きます。
だから……先生に、ほんの少しだけでいいから私の気持ちを受け止めて欲しい、ただそれだけなんです――」
立ち上がり、まっすぐ寿生を見つめた亜弥は、突然着ていた洋服を脱ぎ始めた。
「な……何をするんだ……!」
「先生……私、好きな人に処女を捧げたいんです。
英太さんとはまだしていません。
最初は、どうしても先生に抱いて欲しいんです……」