【SR】幸せな結婚
カットソーとスカートを脱ぎ捨てた亜弥は、薄いレースのスリップ一枚になった。
ブラジャーをしていない胸元は、レース越しに薄紅色の丸い形が微かに透けている。
丈の短い裾からすらりと伸びた白い脚に、寿生は思わず釘付けになった。
妻とはすっかりご無沙汰になっていた寿生は、理性と欲望の狭間で葛藤していた。
目の前に現れた久々の御馳走に、思わずゴクリと唾を飲み込む。
だが、ふと我に帰ると、慌てて亜弥から目をそらした。
私は何を考えているんだ――。
仮にも、息子の嫁だ。
過去はどうであれ、今この一線は絶対に超えてはならない……。