総長は、甘くて危険な吸血鬼
そんな事を思いながら
広くて長ーい廊下を通って、

寮のエレベーターに乗り込んだ。


これまたエレベーターも広くて

大きな鏡にシャンデリアみたいな照明、


エレベーターから降りれば
目の前の廊下には赤いカーペットが敷かれている。


白星学園の敷地は広くて、エリートが多い学校ってことは聞いてたけど


もはやお城に見えてくる。



9階の廊下を奥まで歩くと一つの扉が見えてきた。

と同時に、一つの疑問も見えてきた。



『なんてドアひとつしかないんだろう』



まさかこの最上階に1部屋な訳ないし…

ドアに近づいて横の看板を見れば、


900、901、902、903、904、905、906号室、生徒会室


と書いてある




『7人部屋…?』


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