総長は、甘くて危険な吸血鬼


……!!

どうして私の名前を…?

だって私、この人達の事知らない、会ったこともないよ


「はは、まさか自分から出てきてくれるなんてラッキーだぜ。全員こいつを捕らえろ」


目の前に立ふさがる男が全員私に向かって走り出す


さすがに、この人数は…っ

無理っ……!!


後ろは壁で逃げ場が無くなった私はぎゅっと目を閉じる

そしたら、ドサドサっと人が倒れる音が聞こえて…


「うっ、」
「ぐは…っ」


“叶兎は、かっこいいんだよ”



「胡桃に手出したら許さねぇ」



叶兎くん…っ

なんか、春流くんが言ってた事分かった気がする

私を捕らえようと向かってきた男を全員、叶兎くんは一瞬で片付けてしまった。


助けを求める人がいたら、一番最初に助けにいく。そしてこの強さ。

みんなが叶兎くんを会長に選ぶのも納得がいく


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