キミの愛情120%
┗一生友達でいようよ
目が覚めたらベッドの上で、見えたのは保健室の天井だった。
グラウンドの方から野球部のかけ声が聞こえる。もしかして、放課後……?
「……だから、あんたが変な意地張るから里菜も余計に思いつめちゃったんじゃないの」
「だ、だって、私も理由知りたかったし……」
「あんた自覚ないけど、正論言って詰めるとき怖いからね?」
「え、嘘!?」
「……あ、起きた」
ベッドの横に座るチョコちゃんがリナに気づいた。続けてその横に座るマルがこっちを向いて目が合って、どきりとした。
「里菜! おはよう!!」
「……え、あ、おはよ……?」
「大丈夫? 身体まだしんどい?」
「あんた昼休みに倒れたのよ。先生はただの寝不足って言ってたけど……寝れてなかったの?」
「あ……えと、ここ二日はあんまり……」
そうか、倒れちゃったのか。
汐見先輩が運んでくれたのかな。申し訳なさすぎる……。
昼休みから放課後まで寝たからか、頭はすっきりしていた。