キミの愛情120%
「どういう理屈で『だから』かわからないけど。里菜があたしたちにいちばん言いたかったのはこれなんでしょ?」
「うん……」
さすが千代子様だ。その要約力と理解力がリナもほしい。
「あははは。そっかあ。うんうん、一生友達でいようよ」
「……重くない? 一生とか……嫌じゃない?」
「ん~。そりゃ、未来のことはわかんないけど……私たちならなんとなく、ずっと友達な気がするよ。ね、チョコちゃん」
「……そうね。あんたたちがいいなら、一生友達でいたいわね」
顔を赤くしたチョコちゃんらしからぬデレ発言に、マルと顔を見合わせた。
「えーチョコちゃん素直~!!」
「どしたの~!?」
「う、うるっさい! あたしは、安易に『一生』とか使うのは嫌いだけど……。里菜が本気で言ってるって、わかるから。本気で答えなきゃ、失礼でしょう」
「そういうとこ大好き~~!!」
「ちょっとくっつかないでよ里菜!! それはウザイ!!」
言ってよかった。ほんとはずっと、伝えてよかったんだ。
リナは、ふたりのことが大好きなリナのことを、認めてあげてもいいんだ。