キミの愛情120%
「………あ、ありがとう……」
……い、いやいや、なに照れてんだリナ。リナが可愛いのなんか当たり前だろ。
こういう甘酸っぱい感じが久しぶりすぎてすぐときめいてしまう。ええい、ぶりっ子スマイル装備!
「で、でもほんと助かったよぉ。リナ1人でどうしよーかと思ってたから」
「そもそもここ、岸本さんの担当じゃないよね?えーと……委員長と、加藤先輩?だよね」
長谷部くんはジャージのポケットから担当表を取り出して言う。
「あはは、そうなんだよね〜。なんかいきなり担当変わったとか言われちゃって」
「……それってさ、やっぱり朝のアレが原因?」
「へっ!?」
朝のアレって……まさか!?
リナが青ざめた顔をすると、長谷部くんは「俺もあのとき近くにいたんだよ」と言って苦笑いした。まじかー。