キミの愛情120%
え、あの日……?
ドキドキしながら次の言葉を待つ。先輩がふっとやさしく笑ってリナの横に腰かけた。
「あの日、ふたりのことを話す里菜ちゃんの目がね。すごくきらきらしてて、まぶしくて……そんな目をさせるあのふたりが羨ましくて、ずっと妬ましかった」
「……え?」
驚くリナと目を合わせる、イルミネーションの光が反射して淡い光を灯す先輩の瞳に、自分が映っている。
「あの日見た君の姿が、ずっと頭から離れなかった。本当に世界でいちばん好きな人を語る目って、あんなに輝いてて綺麗なんだって……。今まで俺に好きだって言ってくれる女の子はいたけど、あんな目で見てもらったことは、なかったから」
まあ、自業自得なんだけどね、と先輩がこぼす。