キミの愛情120%


やっぱりね、リナは愛されたいんだよね。普通に。

もちろんイケメンは大好きだし、積極的にリードしてくれる歳上イケメンはもっと好き。

でも、そういう男って当然モテるし、クズ率高いもん。

付き合うなら、マルのスーパーハイスペック彼氏とまでは言わないから、そこそこの見た目でリナのことを幸せにしてくれる人の方が良いのでは?

って思って、長谷部くんと付き合うことにしたんだ。


とりあえずクリスマスまでに彼氏作るのは達成したし、あとは長谷部くんと幸せなクリスマスを過ごすだけ!


未だに納得いってない顔のマルとチョコちゃんに、人差し指を立ててドヤ顔をして見せた。


「ンフフ。まあ、2人はそこで見ててよ。今にリナが幸せな愛され彼女になるとこ。だからクリスマスも安心して?」


リナはリナで楽しんでくるから、と言うと、2人は顔を見合わせてぎこちなく頷いた。




「あ、岸本さん」


学校に着いてから靴箱のところで、ちょうど長谷部くんと会った。

「長谷部くん!おはよ〜」

「おはよう」

ああ、彼氏がいる朝。彼氏がおはようって言ってくれる朝。テンションあがる!



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