キミの愛情120%



「……キスしていい?」

「先輩、さっきは聞かずにしたじゃん」

「うん。次はたくさんするから、一応」




やっぱりリナの返事は聞かずに唇は重なって、深くなった。


「ん……」


漏れたリナの吐息に反応するみたいに抱きしめる力が強くなって、キスはさらに深くなる。

いつのまにか入ってきた舌が歯列をなぞり、なんでか背中がぞくぞくした。変な声が出て、先輩が意地悪く笑う。


「……っ、せ、せんぱいっ?」

「んー?」


背中に手を添えられて、優しく床に下ろされる。

その間もちゅ、ちゅ、とまぶたや頬、首筋にキスが落ちてきて、押し倒されていると気づいた頃には先輩に見下ろされていた。


「……えっ」

「里菜ちゃんは、俺に他の女の子と遊んでいいって言うけどさ」


目が合う。熱に浮かされた、男の人の瞳。

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