キミの愛情120%
リナが会話下手なだけ?
おかしいなあ。リナが今まで付き合ってきた男の子はみんな、リナに好かれようと必死に色んな話題を振ってきてくれたのに。
あれ?もしかしてリナ、それのせいで実は男の子と会話下手になってる?
たしかにリナって男友達いないし、普段ろくに男の子と喋ってない……!
ど、どうしよう……。
「………おっ、お腹すかない!?」
この空気を変えたくて絞り出した提案に、長谷部くんは「あー、言われてみれば」と言った。
「ちょっと早いけど、お昼にしよっか」
「うんうん。長谷部くん、何か食べたいものある?」
「んー……なんでも食べられるけど、あまり量が多いのは厳しいかも」
「わかる!リナね、ここのレストラン街にあるお店のランチ行きたいなーって思ってて。量もそんなにない感じだし、どうかなあ?」
「いいね。行こう」
よーし。気を取り直して美味しいランチ食べて、ゆっくり長谷部くんと会話を楽しもう!