リフレインが聴こえない
「土曜日かぁ。もういまから緊張しちゃう……」
わたしは、お弁当を食べながらつぶやく。
すると秋ちゃんは、わたしの顔をのぞきこんだ。
「着ていく服とか、早めに選んでいたほうがいいかもよ」
「あ~。そうか……。わたし、そんなに服を持っていないから、どれを着ていこうか迷っちゃう……」
「なんていっても、はじめてのデートだものね」
「ああ、プレッシャー……」
教室の天井を仰ぎ見たわたしだけれど。
そのとき、昼休みに流される放送に気がついた。
おしゃべりを邪魔しない音量で、やさしい音楽が、するっと耳に入りこんでくる。
あれ?
いま、かかっている曲って、もしかして――フライミートゥーザムーン!
わたしは、お弁当を食べながらつぶやく。
すると秋ちゃんは、わたしの顔をのぞきこんだ。
「着ていく服とか、早めに選んでいたほうがいいかもよ」
「あ~。そうか……。わたし、そんなに服を持っていないから、どれを着ていこうか迷っちゃう……」
「なんていっても、はじめてのデートだものね」
「ああ、プレッシャー……」
教室の天井を仰ぎ見たわたしだけれど。
そのとき、昼休みに流される放送に気がついた。
おしゃべりを邪魔しない音量で、やさしい音楽が、するっと耳に入りこんでくる。
あれ?
いま、かかっている曲って、もしかして――フライミートゥーザムーン!