リフレインが聴こえない
いよいよ体育祭は明日に迫った。
天気は晴れの予報。
授業は六時間目まできっちりあって、わたしは放課後、図書室の貸し出し係。
図書室で読んだり物色したりする生徒はそこそこいるけれど、本を借りるのは、そんなに時間がかかるものでもない。
なので、わたしは受付の席に座り、ぼんやりと図書室の中を眺めている。
大好きな本のにおい。
ゆっくり流れる時間。
心地よい音楽。
そう、気がつけば、放課後の放送では、ボリュームをしぼった小さな音で、ゆるやかに音楽が流れていた。
天気は晴れの予報。
授業は六時間目まできっちりあって、わたしは放課後、図書室の貸し出し係。
図書室で読んだり物色したりする生徒はそこそこいるけれど、本を借りるのは、そんなに時間がかかるものでもない。
なので、わたしは受付の席に座り、ぼんやりと図書室の中を眺めている。
大好きな本のにおい。
ゆっくり流れる時間。
心地よい音楽。
そう、気がつけば、放課後の放送では、ボリュームをしぼった小さな音で、ゆるやかに音楽が流れていた。