リフレインが聴こえない
「呼びだされちゃうことは予想できたのに、ごめんね菜花ちゃん。助けにいけなくて」
「え? ううん。気にしないで……」
「でも、瑛大にいいところ、持ってかれちゃったか。ぼくが助けたかったな!」
「茶化して言っている場合じゃないから。おまえのファンクラブなんだから、彼女に危害が及ばないように、ちゃんと監視しておけよ」
そう言って、ふいっと大神くんは離れていく。
蒼くんは、しゅんとうなだれた。
「あ……。そうだよね。ぼくのほうから、彼女たちに釘を刺しておくから。ごめんね、菜花ちゃん」
「ううん。大丈夫だったし。あ、もう、手を放してくれたら……」
わたしは、冷や汗タラリとしながら言った。
「え? ううん。気にしないで……」
「でも、瑛大にいいところ、持ってかれちゃったか。ぼくが助けたかったな!」
「茶化して言っている場合じゃないから。おまえのファンクラブなんだから、彼女に危害が及ばないように、ちゃんと監視しておけよ」
そう言って、ふいっと大神くんは離れていく。
蒼くんは、しゅんとうなだれた。
「あ……。そうだよね。ぼくのほうから、彼女たちに釘を刺しておくから。ごめんね、菜花ちゃん」
「ううん。大丈夫だったし。あ、もう、手を放してくれたら……」
わたしは、冷や汗タラリとしながら言った。