極上の愛に囚われて
「私も翔さんに抱かれるのをずっと夢見てた」
シーツと背中の間に差し入れられた手がジッパーをおろして、ワンピースが脱がされていく。露わになった下着の上から胸のラインをなぞる指先が頂に触れ、ぴくっと身体が跳ねる。
「沙雪の鎖骨は綺麗だね」
彼の指先が胸の頂を愛撫して鎖骨を舌でくすぐり、私の素肌を暴いていく。
一糸まとわぬ姿になった彼の逞しさに、体の芯がとろけるように熱くなる。
柔らかい肌に触れる熱に翻弄されて、彼と繋がった悦びに幾筋もの涙を流した。
「沙雪、平気?」
何度も達してしまってぐったりしている私の髪を、彼が優しく撫でてくれる。甘い甘い微笑みで。
「うん……だいじょうぶ……」
「声が嗄れたね。水を持ってくるよ」
クスクス笑ってベッドから下りた彼はすたすたと歩いて一階に下りて行った。
あんなに激しく動いたのに、すごく平気そうだ。彼との体力の違いを目の当たりにした。
何度も容赦なく突かれた私の下半身は、気だるさと痺れの余韻で当分動けそうにない。
しばらくして戻っきた彼に冷たい水を貰って、喉を潤した。